ガクシン2013年7月号
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ー 10 ーガクシン心を揺さぶる歌詞と、確かな技術に裏打ちされた力強く勢いのあるサウンド。昨年10月にメジャーデビューを果たし、今、全速力で日本のロックシーンを駆け上がり始めたバンド「バイザラウンド」の皆さんに音楽観や結成秘話など様々なお話しを伺いました!バイザラウンド★PROFILEバイザラウンド(BYEE the ROUND)松山晃太(Vo/Gt)、SO(Dr)、高橋”Satoshiante”(Gt)、オオイユウスケ(Ba)の4人からなるロックバンド。2003年、当時大学生だった松山とオオイの2人に松山の高校の同級生でもあるSOと高橋の2人を加えて結成。東京都内を中心にライブや楽曲制作に取り組む。その後、2012年10月にミニアルバム「ハローイエロー」でメジャーデビューを果たす。現在、5月8日にリリースされた2ndミニアルバム「GOOD BYEE TO YOU」のリリースツアーで全国を回っている。6月22日には同ツアーのワンマンライブが大阪の2nd LINEにて開催される。松本(以下松):タイトルは「さよなら」という意味ではなくて、「GOODなバイザラウンドをあなたに」という意味でつけました。あと、今回のアルバムは、「バンドで作ったものを届けたい」というのが始まりだったので、バンド感やライブ感みたいな生っぽさ、生のバイザラウンドを届けたいっていうのが今回のテーマですね。松:製作の過程で一番大きかったのは、イメージの摺り合わせに多くの時間を割いたことですね。これは歌詞も同じで、言葉を選ぶにしても、ある言葉に対して、その人がどう思っているかってすごく曖昧じゃないですか。オオイ(以下オ):言葉ひとつでもイメージが人それぞれ違うからね。松:そうそう。例えば、海みたいな感じって言われても、荒波なのか、さざ波なのかみたいな。そういうところを磨いて、最終的に向かうところを決めました。★New Releasemini albumMUSIC INTERVIEWオ:俺はライブが好きな人に聴いて欲しいかな。聴いて、ライブに足を運んで、汗をかいてほしい。SO(以下S):僕はロックっていうジャンルが好きな人に聴いて欲しいかな。(高橋)サトシアンテは?高橋(以下高):なんだろうな。10年くらいやってるといろんなことがあったから、そんな人生が詰まってる音になってるし。10年積み上げてきた俺のロックがこのアルバムに詰まってる。松:だからどんな人に聴いて欲しいの?高:ロックが好きな人に。松:結局そこかよ(笑)。松: 4人とって唯一の共通項なんじゃないですかね。そんなに普段から飲みに行ったり、遊んだりっていうこともないし。バンドが真ん中にない限り、こんなに長く関係が続かなかったんじゃないかな。S:うん、間違いないと思う。やっぱりバイザラウンドにとっての音楽って言われたら、4人を繋ぐ真ん中にあるもの。これに尽きるかなって思う。松: 4人が気持ちよくあること。今回の制作では特に、「まだドキドキできる」って思いました。でも、もっとワクワクできるんじゃないかなって。そう思えることが嬉しいし、その気持ちがなくなったら辞めちゃっていいかなと思います。松:中々名前が決まらなくて、もう面倒だしと目の前にあった灰皿を指して、なら灰皿でいいじゃんって言ったら、SOが「英語っぽく言ってみよう」と言い出して「ハイザラ」↓「バイザラウンド」になりました。S:ネーミングに困ったら、使ってみてよ。「ガクシン」だったら「I got to sing」みたいな(笑)。松:東京の大学に通ってたんですが、19の時だったかな。どうしてもバンドが組みたくなって大学の友達に相談したんですよ。そうしたら、ベースのユウスケを紹介されたんです。で、ドラムともうひとりギターを入れたいなって思ったときに高校の同級生だったSOとサトシアンテ今月はロックバンドBYEE the ROUNDの皆さんにお話を伺った。昨年の10月にメジャーデビューし、現在も着々とファンを増やす注目のロックバンドである。普段はライブを中心とした活動されていて、今回のミニアルバムもライブ感にこだわって作ったという。インタビューでは彼らの音楽に対する熱い思いを感じることができた。特にボーカルの松山さんの「音楽なしでは生きていけない」という発言が印象的だった。彼らの今後の活躍に期待が高まるばかりである。(中嶋)インタビューを終えてのこと思い出して、すぐに連絡をとりました。そしたら上京してる上に暇だっていうから、じゃあ組もうよって流れでしたね。松:具体的な数とか言葉があるわけじゃないんだけど、 自分らの納得するところまでやりたですね。自分が「かっこいい」と思えるラインって、簡単には追い付けないんですよ。自分が成長すればそのラインも一緒に上がるんです。だから、自分の成長と、そのラインのギャップを埋めていくだけです。気が付いたら、近付いているかもしれないし、もっと言えば重なれば嬉しいよね。インタビュー後の記念撮影インタビュー後の記念撮影インタビュー後の記念撮影インタビュー中の様子インタビュー中の様子インタビュー中の様子GOOD BYEE TO YOUNOW ON SALE¥1,800(税込み)SRCL-8263先日発売されたアルバム「GOOD BYEE TO YOU」のテーマを教えて下さい。バイザラウンドにとっての音楽とはどのようなものですか?バンドとして最も大事にしていることは何ですか?今後の夢や目標を教えて下さい。ありがとうございました。グループ名の由来を教えて下さい。バンド結成の経緯を教えて下さい。テーマを表現する上でどのような工夫をされましたか?どういった人に今回のアルバムを聴いてもらえたらと思いますか?CDREVIEWガクシン記者が独断で選んで書くCD評「演出家出演」「THE CUT」初回生産限定盤WPCL-11424 ¥2,4002013/6/12パスピエTOCT-29173 ¥2,0002013/6/26BASE BALL BEARMiniAlbumAlbumAlbum初回限定盤(¥2,600)も同時発売通常盤(¥1,600)も同時発売「Dawning」TOCT-29168 ¥4,5002013/6/269mm Parabellum Bullet通常盤(¥2,800)も同時発売京の音楽人 高校時代の同級生5人組バンドH’palty(エイヂパルティ)。今のメンバーで本格的に活動を始めたのは2010年1月。「なんかちょっとしんどいな、明日だるいなってときに僕らの音楽で背中を押してあげたい、そんなささやかな存在でいい。」という彼らは、どこまでも私たちに寄り添ってくれるバンドだ。そんな彼らの目標は、一日でも長くこのバンドを続けていくこと。長くやっていく中で、少しでも多くの人に音楽を聴いてもらい、そこから京都を盛り上げたいという。 そしてその第一歩として、彼らが企画したのが8月28日の『Pal City Rock Fes. vol.1』Pal Cityとは『仲間の集う街』のこと。出演者は皆、この3年間で出会ってきた彼らの仲間であり、各バンドとの交流も深いそうだ。そんな仲間と作り上げるこのイベントで、京都からさらなる音楽の輪を広げていきたいという。「とりあえず僕らが考えてるのは、来てくれた人を幸せな気分で帰すことだけ」と語る彼ら。常に全身全霊で繰り広げられるライブに足を運べば、その熱い想いがひしひしと伝わってくるだろう。そんな彼ら5人が奏でる音楽を、ぜひ8月28日に京都MUSEで体感してほしい。『仲間』と共に京都を盛り上げるH’palty今後のLIVEスケジュール6/18 @京都MOJOOpen 17:30 / Start 18:007/14 @京都MOJO時間未定7/19 @京都MUSE時間未定8/28 @京都MUSE『Pal City Rock Fes. vol.1』時間未定member:左上からしゅうま(Ba.)、ISATO(Vo.)、DAIKI(Gt.Vo.)左下からma-ki-(Gt.)、りゅうのすけ(Dr.)ホームページ:http://www4.hp-ez.com/hp/h-paltyTwitter:@h_palty BOOK※ガクシン設置店です※ 兄妹と書いて「きょうだい」と読ませる本作。ほのぼのとした感じが終始続いており、読んでいて穏やかな気持ちにずっと包んでくれる。 ごくごく普通の高校2年生の松本亜実は三人兄妹の末っ子。いつもと変わらない穏やかな日々を過ごしていた亜実に、年が近い兄貴「ジュン兄」が突然いなくなってしまうという事件が起きる。 設定はありきたりに感じるが、読んでいてそのありきたりさが気にならないのも本作の特徴。また、最初と最後に入っているマングースの「おんなのこ」と「おとこのこ」の対の詩が入っていて、この物語の穏やかな雰囲気をさらに表している。 たまには本でも読んでみるかと思っている人におすすめ。もちろん兄妹がいる人にもおすすめ。きっと二人の兄貴をもつ亜実を羨ましいと思うだろう。My Favorite2012年7月ポプラ社石井睦美 著兄妹パズル気ままにカメラ日記大切なのは大切なのは昨日という過去でもなく、昨日という過去でもなく、明日という未来でもない。明日という未来でもない。今日だったんだ。今日だったんだ。今を楽しく生きる! 今を楽しく生きる! 大切なのは昨日という過去でもなく、明日という未来でもない。今日だったんだ。今を楽しく生きる!

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