ガクシン2014年2月号
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ー 10 ーガクシンMiniAlbumSingleAlbumCDREVIEWガクシン記者が独断で選んで書くCD評「SHAKE YOUR LIVES」DHRD-0002 ¥1,5002014/1/29SHIMA「アオイロ」VICL-64090 ¥3,0452014/1/8限定盤(¥3,570)も同時発売山崎あおい「イチ、ニッ、サンでジャンプ」COZA-824~5 ¥1,5752014/1/8通常盤(¥1,260)も同時発売グッドモーニングアメリカ我我 思ふ思ふ我 思ふ「二十歳を迎えて」京の音楽人熱い何かを求めてずっとどきどきしていたいのです!NoNameSingle【ホームページ】http://02.mbsp.jp/nonameband【Twitter】@the_nonamerz【CD】1st Single 「NoNameのテーマ / 16歳の唄」 ¥500 NOW ON SALE【ライブ】1/14(火) Open 18:00 / Start 18:30 @神戸VARIT. adv ¥2,500 / door ¥3,000 関西を中心に活動する高校2年生ガールズロックバンドNoName。中学2年生のときにバンドをやりたいメンバーが廊下で話していて意気投合し結成され、メンバーの脱退などを経て中学3年生の夏に現在の形となった。 昨年末、ガールズロックバンドの代名詞とも言えるSCANDALが主催するコピーバンドコンテストでは、バンドとして審査員特別賞を。また、ギターボーカルの田端ひなはHARUNA賞を受賞するなど、その実力は言うまでもない。 気になるバンド名の由来だが、元々中学校に軽音楽部がなかったのでアメリカ人の先生に顧問をしてくれるようにお願いした際に「What’s your band name?」と聞かれ、まだ名前がなかったので「NoName」と答えたところバンド名だと勘違いされ、そのまま成り行きで決まったと言う。 彼女たちが奏でる音楽はどこか懐かしく青春チックであり、聴く者の心に熱い何かを感じさせる。自分たちも楽しめるライブをモットーに、衣装や動きをそろえることで一体感を大切にし、観に来てくれるお客さんに楽しんでもらう。頑張る彼女たちを観ていると、本当に音楽が好きだということが伝わってくる。最近では自分たちでCD制作もしている彼女たち。作り終えてみて自分自身に何か変化があったか尋ねると「バンドとしての意識が高くなった。」と答えてくれた。聴いてくれる人たちに音源でも楽しさが伝わるようにこだわったと語る彼女たちに余念はない。 取材というものが今回が初めてで緊張していた彼女たちであったが、インタビューの間も終始笑いが絶えず仲の良さがうかがえた。メンバー全員に自分自身にとってNoNameとは何かを尋ねるとドラムの歩乃佳は「人生を180度変えてくれたもの。」、ギターの円香は「今まで何をやってもすぐに飽きてしまう燃え尽き症候群だった自分がこんなにも夢中になれるもの。」と語ってくれた。また、メンバー全員が口をそろえて「この4人だからこそ今までケンカしたりしながらも頑張って続けてくることができた。」と強く伝えてくれた。 2014年の抱負はたくさんの人たちに自分たちのことを知ってもらうことだと言う彼女たち。この記事をきっかけにNoNameの輪が広がれば嬉しい。NoNameのことを全く知らない人でも彼女たちのパワフルなライブパフォーマンスを観ればファンになること間違いなしだ。そんな彼女たちと一緒に熱い何かを探し求めてみませんか?左から宮林和華奈 (ba.cho)、田端ひな(gt.vo) 、栗山歩乃佳(dr)、和木円香(gt)MUSIC INTERVIEWインタビュー中の様子①インタビュー中の様子①インタビュー中の様子①12/19 Jas Vegas #7 @恵比寿LIQUIDROOM12/19 Jas Vegas #7 @恵比寿LIQUIDROOM12/19 Jas Vegas #7 @恵比寿LIQUIDROOMインタビュー後の記念撮影インタビュー後の記念撮影インタビュー後の記念撮影最初は、トラックの骨格だけの状態だったんですけど、その時点でめっちゃ格好いいなぁって思いました。一緒に曲を仕上げていく最中でNERVOのお二人が本当にノリノリで、ほとんど踊りながら作っているような状態でしたね。英語と日本語ってリズムが全然違うんですよね。英語だからこそ良く聞こえるニュアンスもあるので、それに極力近づけるように言葉を選びました。リリックについても意味を近づけるよりもその譜割りに合うかや全体のバランスを重視しましたね。特徴をつかんでそこは外さないようにしながら考えていました。自分の設定したゴールに対して向かっている時の自分のワクワク感ですね。楽しみにしているものに出合った時の、自分のパワーの出方の違いとか。原題は違っていたので作詞家の方と一緒に考えました。かなり変わりましたね。以前は曲に重心を置いていて、捉え方は聴いてくれた人次第って思ってたんです。自分の音楽を100%曲に注いでいました。だけど今は違う。ライブに重心を置いているから、そこでどう伝わるのかを考えて曲を作るようになってきました。CDを出しっ放す、歌を歌いっ放すのではなく、きちんと音楽をみんなと共有したいという風に今は思っています。100%がリアルじゃないけど、全部自分が主人口笛と共に現れたJASMINEさん。写真でみる姿や格好いい歌声から、とてつもなくクールな方だと思い込んでいた私ですが、その口笛と二カッとした笑顔で一気に「絶対楽しい方だ!」と確信。その通り、話は弾みに弾んで1時間の取材時間が嵐のように過ぎ去っていきました。最後に「楽しかった!」の一言を頂けて嬉しかったです。またどこかでお会いできますように…! (山下)インタビューを終えて公です。こうだったらいいのになっていう理想だったり。ポジティブなリリックを書いて、それを歌い続けていると、自然とそうなってくるんですよ。そこに身を委ねちゃう。歌うときは、その歌に込めた自分の想いを伝えたい。そのためには自分がそうじゃないといけないじゃないですか。ネットでもリアルでも批判的な意見にばかりに目が行って、デビュー当時は結構へこんでました。でもそんな時に「嫌いって言ってくれてるのは意識してくれているってこと。その人のこともそのうち好きになるから大丈夫だよ」って言ってくれた人がいて。嫌われるのも悪くないな、好きにさせるチャンスがあるんだなって思えたんです。そこから批判も怖くなくなりました。最近、SNSやネットの情報に振り回されてしまうことも少なくないじゃないですか。ネットのわずかな世界で心を壊してしまって、大切な実社会でハートフルに生きられないなんて、もったいないと思うんです。信じるのは自分の意志だけでいいのに。生きてるのは自分だし、自分の中のYESかNOをもっと大切にできたらって思います。昨年のクリスマスにリリースされた「Countdown」について、この作品の第一印象を教えて下さい。Countdownという名前の由来はなんですか?デビュー当時と比べて楽曲に対する姿勢に変化はありましたか?デビューしてからの反響はいかがでしたか?Cowntdownにも、ネットに惑わされないでという内容の歌詞が出てきますよね。最後に、読者へメッセージをお願いします。ありがとうございました。最初は全て英語の歌詞だったということですが、日本語にする作業はやはり大変でしたか?歌詞を書く際のモチーフはありますか?SNSやネットだけでなく、ふとした時に人の心を勘ぐったりしてしまうことがあると思うんです。でも、そんなときだからこそもっと相手のこと、自分のことを信じなくちゃいけないと思います。信じることってすごく大事だと思うんです。私もガンバっているから、みんなにもガンバって欲しいなと思います。★PROFILEJASMINE(ジャスミン):1989年5月19日生まれで出身地は東京。家族の影響で幼い頃から音楽に慣れ親しみ、ゴスペルやブラックミュージックに出会ったことが切っ掛けとなり、シンガーになることを強く決意する。2009年にデビューシングル「sad to say」でデビューを果たすと、そのパワフルでエモーショナルなヴォーカルと突き刺さるような鋭いリリックが注目を集め、Ne-YoのJAPAN TOURでのオープニングアクトや1stアルバム「GOLD」のオリコンウィークリーランキング3位など輝かしい成果を残す。近年は、日本だけに留まらず、台湾や香港でもライブを成功させる次世代型のアーティスト。自身のワンマンライブ『Jas Veags』は音、ストーリー、ダンス、映像、すべてのエンターテイメントで満ち溢れた最高のワンダーランド。4月には大阪でも開催予定。★New ReleasesingleCountdown(通常版)NOW ON SALE¥1,200(税込み)AICL-2622グルーヴィで勢いのあるサウンドにパワフルなヴォーカル。それらに乗る芯のあるリリック。昨年12月25日に「Countdown」をリリースしたJASMINEさん。そんな彼女に楽曲についてだけでなく、音楽観やご自身の経験など様々なお話を伺いました!JASMINE

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