ガクシン2014年6月号
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ガクシンー 13 ー就活・進路インタビュー中の様子開発推進第一部という部署で、主に土地や建物といった不動産売買の仲介の仕事をしています。土地売買の動向を調べたり、現地を訪ねて土地の状況を確認したりしてお客様の要望に合った土地を紹介し、その後の建物工事の受注に繋げています。法人のお客様には、案件によっては億単位の金額を投資していただくことになります。今後の業績を左右することもあるので、何よりもまず、お客様の立場に立ち、仕事に取り組むようにしています。ご契約の際、お客様から「ありがとう」と感謝の言葉をいただいたときですね。そうおっしゃるお客様の目は、決まって「これからやるぞ!」という情熱を宿しているんです。初めて配属された現場が、約2000人が働く大規模な建築現場でした。そこで約1年にわたり、現場の仲間と苦楽を共にしました。工事前はデコボコだった荒地が見違えるように整地され、完成した建物が堂々と建っている姿には本当に感動しました。企業の本質を知るために、実際にその会社で働いている人に会って「どういう人が働いている企業か」を見るようにしました。人間関係も大事だと思うんです。職場の人に恵まれていれば、辛いことでも乗り越え、成長出来ますから。学生時代は、体育会アメリカンフットボール部に所属していました。当時も、人との関わりを大切にしながら、組織として優勝を目指していました。そこでは、ポジションや戦術といった面で、自分が組織の中でどういう位置にいて、どんな役割を担っているのかを考える力が身に付きましたね。会社も一つの大きなチームだと思うんです。各部門がそれぞれプロとして常に努力をすることで、とても強いチームになります。全員がプロ意識を持って取り組むことが大切だと思っています。コーチのように、導いてくれる人がいないということでしょうか。学生時代は、先生やコーチがいつも指導してくれていましたが、社会に出るとそうはいかない。自分に何が出来るのか、また、何を求められているのかといったことを理解するには、向き合っている物事の本質を考えなければならない。それを積み重ねることで、不動産のプロとして、責任感も生まれました。今後、経験する部門も含めて、それぞれの部門の専門知識を身に付けたいです。会社にはマニュアルがあり、その通りにしていれば仕事はこなせますが、理解を深めなければ成長することは出来ません。様々な部門で経験を積み、より多くの引出しを持つことが、お客様の信頼を得ることにつながると思います。親身になって、お客様の立場で物事を考えることですね。お客様は私たちを頼って下さっているので、お客様が求めている以上のものを返すということが信頼関係を築く一番の近道ではないでしょうか。チャレンジして成長することだと思います。チャレンジした結果、成功も失敗もあると思いますが、その両方の経験があるからこそ、より成長していくことが出来ると思います。「社会人ってどんな仕事をして、どんな生活をしてるんだろう?」大学生の素朴な思いから生まれたこのコーナー。今回は、大阪発、日本が誇るスーパーゼネコン、建築新技術の開発等においても国内トップクラスを誇る大林組にお勤めの田中亮佑さんにお話しを伺いました!株式会社大林組社会人お仕事インタビュー【株式会社大林組】創  業:1892年(明治25年)1月本  社:東京都港区港南2丁目15番2号社 員 数:8,448人(平成25年9月現在)事業概要:国内外建設工事、地域・都市・海洋開発・環境整備及び、これらに関するエンジニアリング・マネージメント・コンサルティング業務の受託、不動産事業など多岐に渡る。HP:http://www.obayashi.co.jp/入社10年目田中さんのスケジュール例出勤メールチェック資料作成関係先との情報交換現地での物件調査客先訪問・商談議事録・報告書の作成夕食子供と遊ぶ子供と入浴起床6:308:00就寝24:0012:00昼食13:0016:00退勤17:15最後に学生記者と記念撮影建設物事の本質を考えることで、プロとしての責任感が生まれました。本日はありがとうございました。田中さんは現在、どのようなお仕事をされているのですか?お仕事をする上で何か心がけていることがあれば教えて下さい。この仕事をしていて、良かったと感じる瞬間はどういったときですか?これまでのお仕事の中で最も印象に残っているものは何ですか?就職活動中に意識していたことはありますか?田中さんの大学生活について教えて下さい。学生時代の経験は、今のご自分にどういうに影響していますか?今後の目標を教えて下さい。信頼を築くために大切なことはなんですか?ズバリ、田中さんにとって働くとは?大学生から社会人になって最も大きく変わったことは何ですか?気ままにカメラ日記一生懸命って格好いい。息つく暇もないくらい行きかえりまで楽しみを詰め込んで、8年越しの願望を叶えてきた。空豆くらいの大きさで見える選手と満員の応援席。いつもテレビで見るより小さく見えるはずなのに、存在感は何倍にも大きかった。一生懸命って格好いい。息つく暇もないくらい行きかえりまで楽しみを詰め込んで、8年越しの願望を叶えてきた。空豆くらいの大きさで見える選手と満員の応援席。いつもテレビで見るより小さく見えるはずなのに、存在感は何倍にも大きかった。BOOK※ガクシン設置店です※ 「何かが足りない、それでぼくは楽しくない」̶これは、そんなぼく(円:まる)が足りない欠片を探しに出かける、自分探しの物語である。 ぼくは歌いながらコロコロと転がり進んでいくが、完全な円ではないので上手く転がることが出来ない。さまざまな壁にぶつかりながらも、道中で出会う虫や花と交流を深めていくぼく。そしてついに探し求めていた欠片を見つけ、きれいな円を完成させたぼくだったが…。 40年近く前から世界中で読まれてきたこの絵本。真っ白な背景と一本の黒い線のみで描かれた、極めてシンプルな絵とメッセージ性の強い文章が印象的である。また、欠片の物語を描いた続編『ビッグ・オーとの出会い』も要チェック。 今、進路や将来について悩んでいるあなた、是非、一度読んでみては?My Favorite1979年4月講談社シェル・シルヴァスタイン 著倉橋由美子 訳ぼくを探しに

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