ガクシン2015年2月号
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ガクシンー 3 ー特  集取材中の様子取材中の様子取材中の様子取材後に記念撮影取材後に記念撮影取材後に記念撮影入門&ステップアッププロに聞く!「カメラを始めたいけど、何に気を付ければいいか分からない!」「思ったように撮れず、壁にぶつかっている!」それは誰もが避けては通れない上達への道。ここでは、そんな皆さんに向けて、京都造形芸術大学専任講師にしてプロの写真家でもある中山博喜先生に様々なアドバイスをいただきました!撮影時のテクニックはもちろん、カメラ選びや鑑賞時のポイントなど必見の内容盛りだくさん!(取材日:2014年12月2日)オート機能に頼りすぎないことですね。オート機能では、カメラが光の取り込み具合などを勝手に調整するので、自分の目で見ているものとズレることがよく起こるんです。自分のイメージ通りに写真を撮るためには、こちらから指示を出してあげる必要があるんです。具体的には「露出補正」と「ホワイトバランス」。この2つを少し調整するだけで、自分のイメージ通りの写真が撮れるようになりますよ。一番大事なのは自分がどういった写真を撮りたいのかを意識することです。とはいえ、これがなかなか難しいんですよね(笑)。だからファインダーの中に主役を決めるといいですよ。全体をただ漠然と撮るのではなく、主役を意識した構図を決めることでメッセージ性がグンと増します。あと、注意点としては文字情報を入れないことです。例えば橋の写真を撮った際に、「○○橋」と書かれた名板と一緒に写す。これは絶対にNGです。というのも、文字というのは写真よりずっとハッキリとした情報なんです。どんなに素晴らしい構図でも、記憶に残るのは間違いなく文字になってしまいます。ある程度、自分で各種設定をコントロール出来るカメラがいいと思います。表現・芸術として写真を撮ろうとするのに、カメラ側でそこに制限されてしまうと、自分のイメージ通り撮れなくなってしまいますからね。中古のレンズがたくさん市場に出回っているカメラ・メーカーをオススメします。というのも、中古レンズの供給量が少ないとどうしても新品を買わなければならなくなります。これはお財布的にかなり辛いですよ(笑)。「撮りたい絵があるのにそれに適したレンズがない、あるにはあるがお値段が…」となってしまっては悔しいですからね。「え〜、中古レンズ?」と思う方もいるかも知れませんが、これはカメラ選びではかなり重要なポイントですよ。まずは、色々な写真作品を見て欲しいですね。更には、写真だけではなく絵画作品もたくさん見て欲しいです。というのも芸術としての写真は絵画と切っても切れない関係なんです。芸術としての写真を掘り下げていくと必ず絵画に行き着きます。写真の歴史は約180年、一方カメラは約500年とカメラの方が歴史が古いんです。何に使われていたかというと、絵画を描く際に構図を決めるのに使われていました。つまり、写真と絵画の構図や原則は基本的に共通なんです。だからこそ、多くの作品に触れて世界の切り取り方を身に付けて欲しいですね。写真って何が面白いかというと、ファインダー内の世界しか写らないことにあると思うんです。普段目にしている何気ない空間でも、切り取るだけでとても愛おしい空間として写すことが出来る。あと、絵は想像で描けますが、写真は絶対にその場所へ行かないと撮ることが出来ません。この2つが写真の醍醐味だと思います。これが楽しくなってくると年をとってからもずっと続けられる趣味になりますよ。京都造形芸術大学専任講師中山博喜 先生京都造形芸術大学を卒業後、NGO 団体・ペシャワール会の現地ワーカーとしてパキスタン、アフガニスタンで活動。5年間におよぶ現地活動の中で、かの地での日常を写真におさめる。帰国後、京都造形芸術大学写真暗室技官を経て、現在は同大学専任講師。個展、グループ展を多数開催。被写体別上達へのワンポイント・人物:被写体に近づいたり、絞り(F値)を小さくして背景をぼかすことで、被写体への印象をより強くすることが出来ます。・動物:シャッタースピードを速くする。そうすることで、動きのあるダイナミックな写真がブレることなく撮影出来ます。・建物、風景:写真に対して水平・垂直を意識することで、全体に安定感が生まれます。・料理、食べ物:明るい場所で撮るか、白い紙などを立てて被写体に反射光を当てると、より美味しそうに撮ることが出来ます。カメラ初心者が写真を撮る際に気を付けることは何ですか?コンパクトから一眼レフへステップアップする際のカメラ選びのポイントは?最後に、カメラの面白さを教えて下さい!ありがとうございました!芸術として写真を楽しむためのポイントは?写真の構図が上手く決まらないのですがどうすればいいですか?これからカメラを始める人に、カメラ選びのポイントを教えて下さい。Webデザイナー募集!2015年4月スタート(予定)京都・滋賀の不動産検索サイトを手がけてみませんか?■仕事内容:2015年4月スタート(予定)の不動産検索サイトのデザイン及び更新業務■応募資格:2015年3月卒業予定の大学生。第二新卒の方、歓迎いたします。■雇用形態:正社員 ※3ヶ月の試用期間を設けています。その間の待遇に違いはありません。勤務地:京都市右京区西院平町25番ライフプラザ西大路四条7F交通:阪急京都線「西院」駅徒歩5分 勤務時間:9時~18時(実働8時間)給与:月給18.5万円以上休日休暇:祝日、ゴールデンウィーク、夏季、年末年始休暇、有給休暇、慶弔休暇福利厚生:通勤交通費※当社規定による、各種社会保険完備(雇用、健康、厚生年金)〒615-0022京都市右京区西院平町25番ライフプラザ西大路四条Tel.075-322-9879/Fax.075-322-9878http://www.creation.ne.jp

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